生成AIの影で進むクラウドシフト。今こそ問う「オンプレ vs クラウド」の最適解

「クラウドシフト」という言葉、最近は生成AIの流行の影に隠れて、メガトレンドとしての勢いは落ち着いてきましたね。
しかし、民間企業はもちろん、堅牢性が求められる公共案件の現場でも着実にクラウドの利用は進んでいます。
公共案件の場合はISMAP縛りで大抵はメガクラウド(AWSやAzure)に落ち着きますけど。

インフラ環境初期コスト長期運用コスト(TCO)スケーラビリティガバナンス・セキュリティ
クラウド低い(スモールスタート)変動リスクあり・高額化傾向容易(柔軟な拡張・縮小)ベンダー依存・責任共有モデル
オンプレミス高い(ハードウェア調達)固定化しやすく予測が容易物理的制約あり自局・自社で完全な統制が可能

ここで同業のITエンジニアの皆様に問いかけたいのが、「本当にクラウドへの移行が常に正しい選択肢なのか?」という点です。

確かに初期費用や拡張性の観点ではクラウドが有利です。 しかし、数年〜10年単位で稼働し続ける定常的なシステムの場合、運用期間全体でコストを試算すると、オンプレミスのほうが圧倒的にコストメリットが出るケースは多々あります。

重要なのは、流行に流されることではありません。 プロジェクトを成功に導くためには、要件定義の段階で「システムの利用目的」と「想定される運用期間」を精緻に計画することです。 コスト、スケジュール、そしてセキュリティリスクを総合的に評価し、オンプレかクラウドかをフラットな視点で選択する。 今こそ、インフラ設計の基本に立ち返る時期ではないでしょうか。

一度クラウドを使ってしまうと、その便利さゆえになんでもクラウドで使いたくなりますが、オンプレの良さもたまには思い出してみましょう。

特に若手の皆さんは、実機を構築することで得られる経験や勘所は、長いエンジニア人生にとってとても価値のあるものになると思います。

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